玄米は白米に比べて栄養価が高く
健康に良いとされていますが
そのまま食べるからこそ気になるのが残留農薬。
食べる前に農薬を少しでも取り除ければ
安心感が得られますよね。
玄米の残留農薬を、簡単でに取り除く方法3つをご紹介します。
農薬の特徴とは?
農薬は実に多くの種類があり
約600種類の有効成分を持ち
製品としては4000種類以上あります。
そのため農薬を
こんな性質ですよ〜!
と一概に語ることはできませんが
一般的に知られているポイントは3つ。
<農薬の特徴 3つのポイント>
- 熱:農薬には熱に強いものと弱いものがあります。
有機リン系農薬の一部は高温下でも分解せずに残ることがあります。 - 水:水に溶けやすい農薬と、水に溶けにくい農薬があります。
ベンゼン系農薬の一部は水に溶けにくく、水洗いでは取り除けないことも。 - 酸性・アルカリ性:農薬には酸性とアルカリ性のものがあります。
どちらかに偏っているわけではなく種類によって異なります。
カルバメート系農薬の一部は、アルカリ性の洗剤で分解が促むことがあります。
農薬はそれぞれ特性が異なるため
取り除く方法も異なります。
心に留めておいて欲しいのは
完全に農薬を取り除くことは難しいので
できるだけ無農薬や低農薬の玄米を選ぶことが重要です。
方法1:50℃洗いで取り除く
水に溶けやすく熱に弱い農薬を取り除く方法です。
手順
- 玄米をよく洗い、水を切ります。
- 50度のお湯に浸し1分ほどかき混ぜます。
※火傷に注意! - よく洗い流し、水を切って浸水し、炊きます。
50度のお湯の作り方
沸騰したお湯と常温の水を1:1で混ぜるとほぼ50度になります。
熱いお湯なので火傷に注意。
混ぜるときは泡立て器などを使って注意深く混ぜてください。
方法2:重曹で農薬を分解
重曹のアルカリ性を活かして農薬を分解し
汚れを浮き上がらせる方法です。
手順
- 玄米をよく洗い、水を切ります。
- 玄米1合に対して小さじ1の重曹を加え、30分〜1時間水に浸けます。
- よく洗い流し、水を切って浸水し、炊きます。
※重曹は「食用」を使用してください!
重曹で玄米を柔らかく
重曹は玄米を炊くときに耳かき1杯程度の
ほんの少しの量を加えて炊くと柔らかく炊くことができる
と言われています。
多く入れすぎると味が悪くなったり変色するので注意。
方法3:一分づきに精米して取り除く
玄米のぬか層を少しだけ取り除くことで、農薬の割合を減らす方法です。
一分づきは、玄米のぬか層を約1割だけ取り除きます。
これにより、農薬が残りやすいぬか部分を減らすことができ、栄養価もほとんど変わりません。
一分づきにすることで少ない浸水時間で発芽玄米にもできます。
さいごに
農薬除去のために50℃洗いや重曹を使う方法で
どの程度取れるのかは不明ですが
無理なくできる範囲で実践することが大切です。
心配しすぎると逆にストレスになってしまうので
ゆる〜く実践してみてください。
ホタテパウダーなどもありますが
使用したことがないので記載しておりません。
アルカリなので重曹での分解を参考にしてください。
玄米を健康的に楽しむための方法をぜひ試してみてくださいね!
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