クスリの名前たくさんあってわからない!!
同じクスリをお願いしたつもりなのに、薬局が違えば以前もらったクスリとは違うものが出てきてどういうこと?!と思うことはないでしょうか。
同じクスリでもキャップや全体の色が違ったり・・・。
ここではヒルドイド軟膏のジェネリックの
ヘパリン類似物質油性クリームについて解説致します。
ヘパリン類似物質のピンク色と青色の違い
ジェネリックは先発品と同じような外観で作られているものが多いです。
理由はジェネリックに変えた時に、別の薬に変わったと思わないための配慮。
ヒルドイドソフト軟膏はピンク色の外観なので、ジェネリックのヘパリン類似物質油性クリームもピンク色を使っていることが多いですが、青色の製品も存在します。
ヘパリン類似物質油性クリームの製剤一覧
ヒルドイドソフト軟膏とジェネリックはこちら。
ジェネリック製剤は左→右へ順に
・ヘパリン類似物質油性クリーム「テイコク」
・ヘパリン類似物質油性クリーム「日医工」(販売:持田製薬)←販売終了予定
・ヘパリン類似物質油性クリーム「日医工」
「日医工」と書いてある製品がピンクと青の2種類あります。実は「テイコク」も含めこの3つは販売している会社が異なるのでデザインは違いますが添加物も含め中身は同じ!!
ジェネリック右側の上から順に
・ヘパリン類似物質油性クリーム「ニプロ」
・ヘパリン類似物質油性クリーム「アメル」
・ヘパリン類似物質油性クリーム「ニットー」
油性クリームとは
油性クリームをわかりやすく一言で言うならば。ソフト軟膏です。
(ずっこけた医療関係者さんごめんなさい )
「油性クリーム」という名前はジェネリックで使用されている製剤の名前です。
先発品は皆さんがよく見かけるピンク色のチューブのヒルドイド「ソフト軟膏」という製品。
一般的に「軟膏」といえば代表的なのがワセリン。
無色透明で、ベトっとした感じ。
それに対して「ソフト軟膏」「油性クリーム」は見た目は白色のクリームのようだけど、名前の通り油分が多いのでクリームよりも延びない。
軟膏とクリームの中間の硬さ。
ベトッとし過ぎず、密着度があるのでクリームよりは持ちが良い✨
もったりとした重めの塗りごごちのクリームです。
刺激も少なく産後まもない赤ちゃんにもよく使われますが
血行を良くする作用もあるため
赤みが強く出ることもありますのでご注意ください。
ヒルドイドクリームとヒルドイドソフト軟膏の違い
油分がメインのソフト軟膏に対してヒルドイドクリームは水分メイン。
病院勤務の時はヒルドイド軟膏ばかりで
クリームにお目にかかることはほぼない状態。
だけれども、皮膚科のクリニックでよく使用される先生がいらっしゃいまして。使ってみると、クリームはよく延びるのでさりげに使いやすくて個人的には好きでした〜!!!
ヘパリン類似物質クリームの製剤一覧
2024年2月現在のヒルドイドクリームとジェネリックはこちら。
ジェネリックは左→右側上から順に
・ヘパリン類似物質クリーム「日医工」
・ヘパリン類似物質クリーム「アメル」
・ヘパリン類似物質クリーム「YD」
・ヘパリン類似物質クリーム「ラクール」
「YD」の製剤だけ20gとやや少なめ。
(薬の金額は1g単位で決まっています。)
まとめ
*油性クリーム=ソフト軟膏
多くの皆さんが認識しているヒルドイド(ピンクのチューブ)がこちら。
軟膏よりはベトつかない。もったりとした重めの塗りごごちのクリーム。
ピンク色の外観の製品が多いけれど絶対ではありません。
大切なことは色で判断しないこと!!!
しっかりとお薬の名前を確認する習慣を身につけて頂けると何より。
あなたの一番の主治医はあなた自身です。
どんな薬をどんな時に使うと、どう変化したのか。
大切な情報なのでしっかりとチェックしていってくださいね♪
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