ミシンが壊れたので新しいミシンが欲しい。
けれど、いざ購入を検討しはじめると、どれが良いのか全くわからない。
ジャノメ・ブラザー・JUKIから選ぶと間違いはないというが、ピンキリだ。
家庭用ではなく職業用を薦めるものまで目にしてしまったらさぁ大変。
そんな私が実際に調べたこと・悩んだことをまとめたので、これからミシン選びを始める人の参考になると幸いです。
【1】家庭用ミシンを選ぶときのポイント
家庭用ミシンは多機能モデルが主流。
その中でも「電動ミシン」「電子ミシン」「コンピューターミシン」の違いを押さえておくと、自分に合った機種を選びやすくなります。
ミシンの種類と仕組みの違い
| 種類 | 特徴 | パワー(出力) | 操作性 |
|---|---|---|---|
| 電動ミシン | モーターの力で動くが、スピード調整はフットコントローラーのみで行う | パワーあり(比較的強い) | アナログ・単純 |
| 電子ミシン | モーター出力を電子制御することで、針の上下制御やスピードを安定させる | 電動よりやや劣る場合もある | 安定した縫い心地 |
| コンピューターミシン | 内蔵コンピューターが縫い目や機能を細かく制御。多機能・便利機能豊富 | パワーは機種によるが高機能モデルが多い | 自動制御・多機能 |
価格は電動<電子<コンピューターの順。
● 電動ミシン
- いわゆる昔ながらのミシン。
- モーター+フットペダルでスピードを調整。
- 制御機能はなく、力は強いがスピード調整がアナログ的。
- 返し縫いは手動レバー。
- 簡素だが、価格は安価で丈夫なモデルも。
●電子ミシン
- モーターを電子的に制御。
- 一定の速度で安定して縫えるようになり、初心者にも扱いやすい。
- 機械式でシンプル。コンピューターは入っていないのであくまで電子制御。
- 返し縫いはレバー操作。返し縫いボタン、スタート/ストップボタン付きのモデルも。
●コンピューターミシン
- 内部にCPUが搭載されていて、細かい制御や模様のプログラムが可能。
- 縫い止め・糸調子・自動糸通しなどの便利機能が豊富。
- ボタン1つで返しぬいや、模様縫いや刺繍などが可能なモデルも。
- スピードや針の動きも滑らかで、操作性・快適性が高い。
- 機種によってはパワー(モーター出力)も非常に強く、厚地にも対応。
【2】メーカーごとの特徴ざっくり比較
| メーカー | 特徴 |
|---|---|
| ジャノメ | 軽量モデル多め。出し入れしやすい。 例えるなら、守備範囲の広い老舗のパナソニック。 |
| ブラザー | 薄地が得意。市販アタッチメントにも対応。 例えるなら、おしゃれなソニー |
| JUKI | 工業用ミシンで世界的ーのシェア。厚地に強い。 例えるなら、質実剛健な日立。 |
【3】家庭用ミシンを選ぶ際の注目ポイント
私は服を縫いたいのです。
自動糸切りはなくても良いけれど、縫いどめ機能は使ってみたい。
色々な機種がある中で見分けるポイントを絞ってみました。
●モーター出力とスピード
家庭用でもしっかり使いたい場合の目安。
モーター:40W以上 / 針数:毎分800針以上
出力が高いほど、厚地や長時間の使用でも安定。
家庭用のカタログには記載は少ないけれど、取扱説明書の最後の方に記載されています。
例えば、私がミシン屋さんで勧められたミシンの場合。
家庭用:43W 820針/分(6.5kg)
職業用:93W 1500針/分 (11.3kg)
数字で見ると違いがわかりやすい!!!
●押さえ圧調整の有無
実は、押さえ圧を調整できる家庭用ミシンは少ない。
コンピューターミシンでは自動で最適化する仕組みだからあまり必要ないのかな?!
特に薄手の布を扱うなら、押さえ圧を細かく調整できるモデルを探すと仕上がりが安定します。
●自動糸調子
自動糸調子とは布の厚さや縫い目に応じて、上糸と下糸のバランスを自動で調整してくれるもの。
調整がうまくいかなかったことがあるので、ミシン初心者や糸調子が苦手な方には強い味方だと思うけれど、上位機種にしかないことも多いのが難点。
電動ミシンはお求めやすいお値段だけれど、糸調節を自分で行う必要があるので苦手な人は辛いかも。
【4】家庭用ミシンと職業用ミシンの違い
職業用ミシンなんて縁がないと思っていたけれど、知ると面白い世界。
●家庭用ミシンとは?
一般的に手芸や洋裁を家庭で楽しむ人向けに作られたミシン。
直線縫い・ジグザグ・ボタンホールなど、多機能なのが特徴。
本体も比較的軽く、出し入れしやすいモデルが多いです。
●職業用ミシンとは?
直線縫いに特化したミシンで、スピード・パワー・縫い目の美しさが家庭用とは別格。
ただし、直線縫いしかできないため、ジグザグや刺繍機能はなし。
重さが10kg以上あるため、据え置きで使う前提の方が良いです。
他の違いとしては、押さえを膝であげれるレバーをつけれたり、針板の穴が小さいので布を巻き込みにくい点があります。が、家庭用ミシンでも上位機種のものは同じようなレバーを付けたり、針板を交換できるタイプのものもあります。
あとは、家庭用ミシンは部品が8年までしか保証されていないので、壊れても修理できないことがありますが、職業用ミシンの方が壊れても長く使える可能性が高いという点でしょうか。
こちらの動画で「5万円の家庭用を買うなら職業用を買うかな〜。」の一言で職業用に興味を持たんだよね↓
【5】職業用ミシンの針・押さえ・使い方に注意
●針の違い
職業用ミシンには「DB針」や「HL針」を使います。
家庭用で主流の「HA針」は片面が平らですが、DB針は両面が丸いため、取り付け時に向きに注意が必要です。
- DB針:工業用と同じ仕様。頑丈で高強度。
- HL針:HA針と同じく片面が平らで、DB構造の強さを持つ。
●押さえの違い
家庭用ミシンとは互換性がないため、職業用ミシンには職業用の押さえが必要になります。
便利な押さえがある反面、なかなかにお高いのが痛手。
【6】職業用ミシンで気になった「エクシムプロ」シリーズ
ベビーロックのエクシムプロシリーズ。
JIKIではないんか〜いという感じですが、こちらの商品は職業用ミシンだけど工業用の針板を使えるのが1番のポイント!!
- SL-9400(エクシムプロ9400)
- SL-9600(エクシムプロ9600)
この2機種の主な違いは「自動糸切り」の有無。
- 9600:自動糸切りあり
- 9400」自動糸切りなし
注意点としては、自動糸切りは便利な機能だけど、20番や30番の太めの糸を使用する場合は、メス(糸を切る刃)が消耗しやすく、故障の原因にもなり得るという情報も。
厚地や太糸メインの人は慎重に検討したいところです。
厚地を縫いたいときの裏技?
エクシムプロには「極シリーズ」があります。極みは8番糸(太い糸)にも対応していて、厚手や皮革も美しく縫い上げられるのが売り。
それが、裏技的に普通のシリーズで解決する方法があるようで。
工業用ミシンに使われる“マジックカケ”を強力両面テープで装着する
これで厚物もいけるらしい。マジックカケについても私はよくわからないのですが記憶に残しておきたいので書いておりますが自己責任でお願いいたします。
番外編
ミシン屋さんでおすすめ頂いた職業用ミシンはJUKIのSL−300EX、SL-700EXでした。
【まとめ】ミシン選びは「何を作りたいか」から逆算するのがコツ
結局は何を作りたいかがポイントなわけで。
- 洋服を本格的に作りたい → 職業用も視野に
- 小物や日常の補修が中心 → 家庭用ミシンでも十分
- 厚地や帆布、皮革を縫いたい → モーター出力や押さえ圧に注目
作りたいものによっては過剰な支出は必要なかったりもするし、機械が苦手な人はコンピューターミシンは自動機能が多くても使いにくく、電子ミシンが使いやすいかもしれません。
私が職業用に目を向けたのは、家庭用のミシンを家族が一台所有しているから。しかし、フットコントローラーが取り付けれないタイプだったので、もう一台同じような家庭用をミシンを買うよりは良いのでは?!と思ったのがきっかけです。
ミシンは一度買うと長く付き合う道具。
だからこそ悩むのだけど、全ての機能が一覧表になっているものもないし、価格も店によって違うので、何を重視するかを自分で決めていないと後で後悔することになる。なかなか難しい反面、これ!というミシンに出会えると信じてまとめてみました。
あなたのお役にも立てたなら幸いです。

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