石垣の隙間が気になり、「インスタントセメント」の存在を知ったのですが、「どの道具を使えばいいの?」「インスタントセメントと普通のモルタルの違いは?」と疑問ばかり。
ガーデニングやDIYでは、レンガの固定などモルタルを使っておしゃれな施工ができます。
この記事では、インスタントセメントの使い方、モルタルの作り方、必要な道具、片付け時の注意点、コンクリート型枠の使い方、着色方法まで詳しくまとめました!
1. インスタントセメントの取り扱い方と注意事項
インスタントセメントとは?
インスタントセメントは、水を加えるだけで簡単にモルタルを作って使える便利な材料。通常のモルタルやコンクリートを作るよりも手軽で、DIY初心者にもおすすめ。
取り扱い時の注意点
素手で触らない
- セメントは強アルカリ性のため、肌に触れると荒れることも。
- ゴム手袋を着用し、肌に付いた場合はすぐに水で洗い流すこと。
セメントの主成分はアルカリ性の石灰(CaO)。水と反応して強アルカリ性(PH12程)の水酸化カルシウムになる。
アルカリに強いのはニトリルゴムやPVC(塩化ビニル)製の手袋。天然ゴム(ラテックス)やポリウレタンは強アルカリに弱いみたいだけど、天然ゴムを使う人が多いみたい。
左官屋さんに人気なのはトワロンだとか。
粉塵対策をする
- 粉が舞うため、マスクやゴーグルを着用。
- 風の強い場所では飛散しやすいので、慎重に扱うことが大切。
乾燥に注意する
- 一度開封すると湿気を吸いやすいので、密閉容器に保管するのが理想的。
- 余ったセメントはできるだけ早く使い切るか、乾燥剤を入れて保存。
2. 自分でモルタルを作る方法(セメント+砂)
インスタントセメントを使わず、自分でモルタルを作ることも可能です。自作するメリットは費用を抑えられることと、用途に応じて配合を調整できること。
モルタルの基本配合
- モルタル(通常の接着用):セメント:砂:水 = 1:3:0.5(重量比)
- モルタル(レンガ積み用):セメント:砂 = 1:2(接着力を強化)
- コンクリート(砂利を加える):セメント:砂:砂利 = 1:3:6(強度アップ)
モルタルの作り方(3ステップ)
- スコップでセメントと砂をよく混ぜる
色が均一になるまでバケツやトロ舟でしっかり混ぜる。 - 水を少しずつ加える
一度に大量の水を入れるとダマになりやすいので、少しずつ水を加えながら混ぜる。 - 適度な固さになったら使用
モルタルはマヨネーズくらいの柔らかさが理想的。
硬すぎると施工しにくく、柔らかすぎると強度が落ちるので注意。
3. 必要な道具一覧
モルタルを扱う際に揃えておく道具はこちら。
基本の道具
☑️ トロ舟または大きめのバケツ(材料を混ぜるため)
☑️ スコップ・左官コテ(混ぜる・塗るため)
☑️ ゴム手袋(手荒れ防止)
☑️ 防塵マスク・保護メガネ(粉塵対策)
☑️ 計量カップ(水の量を正確に測るため)
☑️ スポンジ・雑巾(仕上げや掃除用)
あれば便利なもの
🔹 撹拌機(大量に作る場合に便利)
🔹 バイブレーター(型枠に流し込んだ後の気泡を抜く)
4. モルタルの塗り方とコテの使い方
モルタルを扱う時の固さの程度や調整の仕方、コテの使い方はこちらの動画がとても参考になりました。
5. 片付け時の注意点
モルタル作業後は素早く洗浄しないと、固まってしまい道具が使えなくなるため注意が必要です。
片付けの手順
- バケツやトロ舟に少量の水で道具をつけ置き(乾燥防止)
- ブラシやスポンジでしっかり洗う
- 水は排水溝に流さない(排水溝が詰まる可能性あり)
強アルカリなので植木などがないところに流す - 余ったモルタルは型に流してレンガ状に再利用するのも◎
牛乳パックなどにレンガ風にしたり、ヒビ割れている部分に使用しても。 - 金属製の道具はよく拭いて乾かす
6. コンクリート型枠の使い方
モルタルを使ったDIYでは、型枠を使うことでキレイな形に仕上げることができます。型枠を利用することで、レンガ風の小道や花壇の縁取り、敷石などを簡単に作ることが可能です。
型枠の作り方と使い方
- 木材やプラスチック型枠を準備
木材で枠を作る場合は、離型剤(油やワックス、シリコンスプレー)を塗ると剥がしやすい。
市販のプラスチック製型枠を使うのもおすすめ。 - モルタルを流し込む
気泡が入らないようにバイブレーターや棒でトントンと軽く叩く。
一気に流し込まず、少しずつ入れて隙間なく埋めるのがコツ。
⚠️セメントは緩めの方が入れやすいけれど、底面がピッタリついてないとセメントがはみ出てくる。 - 固まるまで待つ(夏場は5分、冬は15分くらい)
- 慎重に型を外す

いろんな場所に使いやすいかと、この型を購入したので使ってみて、また使用感をお伝えしたいです。
型枠の個数について|使用者の声を参考に
実際に型枠を使用した人の意見を元に、いくつ型枠を準備すればいいのかを考えてましょう。
型枠は何個あった方がいい?
- 乾かす間に次の型を作れるので、2個以上あると作業がスムーズ。
- 2個同時に使用すると、枠分の隙間が広く開くことがあり、結局1個しか使わなかったという意見も。
型枠を使う際のポイント
- 型枠の側面で持ち上げる構造の場合、2つ同時に使うと外しにくくなることがある。
- 厚みがあるため、モルタルの消費量が多くなる点も考慮が必要。
- 2列目からは型枠の引き上げが難しくなるため、ビスを半分ほど打ち込み、それをつまんで引き上げる工夫をするとスムーズ。
🔹 型枠の数が多いほど作業効率はアップしますが、仕上がりや作業しやすさも考えて適切な個数を選びましょう!
7. モルタルの着色方法
モルタルは無機質なグレーですが、着色剤を使えば好みの色に仕上げることが可能です。
着色方法
顔料を混ぜる(セメントカラー)
モルタルを混ぜる際に顔料を加えて均一に混ぜる方法。耐久性が高く、色落ちしにくい。
表面に塗る(塗装)
仕上げ後にペイントやステインを塗る方法。色の自由度が高いが、経年劣化しやすい。
まとめ
インスタントセメントや自作モルタルを使って、DIYやガーデニングを楽しんでみませんか?
このガイドを参考にモルタルDIYに挑戦してみてください!
私も挑戦しますよ〜!!!
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