玄関ドア、気になっているけど放置していた理由
玄関ドアが、なんだか開けにくい。
閉まりもイマイチ。
でも――
「玄関ドアの交換=大掛かりな工事」
そんなイメージがあり億劫で、後回しにしてきました。
ところが最近の玄関ドアのリフォームは最短1日で完了する方法があるようです。
1日で交換できる「カバー工法」とは?
今主流なのが
リフォーム用玄関ドアの「カバー工法」。
- 既存のドア枠はそのまま
- その上から新しい枠をかぶせる
- 新しい扉を取り付ける
という方法です。
代表的な商品が
- LIXIL:リシェント
- YKK AP:ドアリモ D30
壁や床を壊す必要がないため
・工期は1日
・騒音や粉じんが少ない
・費用も抑えやすい
というメリットがあります。
2026年は内窓をつける工事と一緒にすると補助金も出ます。
YKKにしかない選択肢
デザインの好みはメーカーは多少分かれますが
「強いこだわりがなければ、機能面で選ぶ」のも十分アリ。
ただし、開口部の横幅が1480mmを超える場合
一般的なリフォーム規格では
YKK APにしかない選択肢があります。
それが
袖付親子ドア。

袖(採光)+親扉+子扉の構成で
最大1950mmまで対応可能。
親扉と子扉の幅も範囲内で自由に設定できます。
一方、LIXIL(リシェント)の一般仕様では
- 横幅1480mmまでは親子扉が可能
- それ以上は両袖タイプ(左右対称のみ)
という制限があります。
リフォームでは選べないガラス(※現行仕様)
YKK APでは、新築用玄関ドアでは
採光部に黒いガラスが採用されているものがあります。
外から中が見えにくく好ましいのですが
現行のリフォーム仕様では選択不可。
基本的には
通常のすりガラス調の複層ガラスになります。
スマートキーの違い
玄関ドアリフォームで
「今っぽさ」を一番感じるのが
電子錠(スマートキー)。
LIXILとYKK APでは
少し違いがあります。
スマートキー基本比較表
| LIXIL(FamiLock) | YKK AP(スマートコントロールキー) | |
|---|---|---|
| 電池の位置 | ドア内部に内蔵 | 室内側に電池ボックス |
| 乾電池の本数 | 8本 | 4本 |
| 電池切れ通知 | 音でお知らせ | ランプが赤点灯 |
| 顔認証 | 新築用ハイエンドモデルのみ | あり |
| リモコンキー | あり(手動錠内蔵) | あり(手動錠内蔵) |
| タグキー | あり(手動錠なし) | あり(手動錠内蔵) |
| スマホ開錠 | 可 | 可 |
| カードキー | あり | なし |
顔認証の精度はスマホに比べると現段階ではイマイチ。
LIXILはテンキー設置も可能です。
電池の違い
- LIXIL
ドア本体に内蔵するので見た目スッキリ。
ただし電池は多めで、電池残量は音で通知。 - YKK AP
ハンドル付近に電池BOX。
残量が目で確認できる安心感。
どちらが良いかは完全に好みです。
オートロックの挙動は「ホテル」とは少し違う
オートロックONでも
完全にホテルと同じ感覚ではありません。
特に室内から手動で外へ出た場合は自動施錠されない
という点は要注意。
締め出し防止のためですが
逆に「閉め忘れ」には注意が必要です。
帰宅時の動作
- リモコンキー・スマホ
→ カバンに入れたまま、ボタンを押すだけで開錠 - タグキー
→ かざす動作が必要
オートロックON設定時
| 鍵は自動で閉まる? | |
|---|---|
| 外からスマートキーで開錠→入室 | 自動施錠 |
| 家の中から手動で開錠→外出 | ×(締め出し防止)締め忘れ注意 |
| 家の中からスマートキーで開錠→外出 | 自動施錠 |
オートロックOFFの場合
オートロックをOFFにしている場合、鍵を上下2箇所閉めるのは手間ですし、下側は位置的に閉めにくい。
しかし、YKK APは上の鍵を閉めると下の鍵も自動で閉まります。LIXILも「連動施錠」をONにしておけば、同様の仕組みが備わっています。
スマホアプリ連携の注意点
アプリの反応
両社とも
スマホ操作をしなくても
「持っているだけ」で開錠できます。
ただし
- アプリがバックグラウンドで起動している必要あり
- スマホが長時間操作されていない深いスリープ状態ではBluetoothの反応が鈍くなることあり
- YKK APでは、アプリを閉じないとバックグラウンドで探し続けるため、電池消費が早く感じるケースも
今後アップデートで改善される可能性はありますが、現時点では把握しておきたいポイントです。
リモコン機能の反応はLIXILの方が良いという話も。
アップデート
スマートキー付き玄関ドアは、もはや「建具」というより電化製品に近い存在。
- スマホアプリのアップデート
- ドア本体側(電気錠本体)のプログラム(ファームウェア)の更新
が、新しいOS(iOSやAndroid)に対応させたり、セキュリティを強化のために必要になってきます。
スマートキーの寿命は約10年
ここ、忘れがちなポイントです。
玄関ドア=電化製品ということで
玄関ドアでも約10年がひとつの目安になります。
「長期保証」の文字が玄関ドアにあった違和感の正体。
ドア丸ごと交換ではありませんが、「電装系を丸ごとリフレッシュする」くらいの気持ちで10万円前後を想定しておくと安心です。
ハンドルについて
ドアを開ける時に持つハンドル。
両メーカー共に、玄関外側のハンドルは白・黒・洋風を選べますが内側は選べません。
ハンドルの位置も変更不可。
さいごに
玄関ドアは、思っていたほど大掛かりではなく現実的なリフォームでした。
ドア性能そのものよりも
- 開口部の横幅による選択肢
- 電子錠の違い
この2点から検討を始めるのがおすすめです。
同じように「気になってるけど後回しにしてる」方の参考になれば嬉しいです。
ショールームに行った際にLIXILのドアは開閉に重さを感じたので、実際に見てみることをお勧めします。

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