映画を初日に観に行ったのは
もしかしたら初めてかもしれない。
華やかさは健在で、どこか懐かしさもある。
でも今回のプラダを着た悪魔2は、それだけじゃなかった。
「かっこいい」で終わらない。
観終わったあとに残ったのは、“どう生きたいか”を問われる感覚だった。
『プラダを着た悪魔2』ざっくりあらすじ
20年前、新米アシスタントとしてミランダに振り回されていたアンディは、現在ジャーナリストとしてキャリアを築いていた。
しかし会社縮小によりメール1通で突然の解雇。
一方、ファッション業界の頂点だった「ランウェイ」も、紙媒体の衰退とデジタル化の波で揺らぎ始める。
炎上、組織の変化、時代の圧力。
そんな中でアンディは再びランウェイへ戻ることになり、ナイジェルやエミリーと再会する——。
設定としてはかなり面白い。
ただ実際は少し複雑で、流れを追うのに意識を取られる場面もあった。
時代が変わっても健在。ミランダの「在り方の圧」
前作のミランダは、絶対的な存在だった。
誰も逆らえない。理不尽で冷酷。
悪魔感があるけれど圧倒的に魅力的。
そんなミランダにも時代の波が押し寄せる。
・新人への皮肉を止められる
・自分でコートをハンガーに掛ける
・飛行機はエコノミーでの移動に
華々しい時代からの変化に、正直少し切なさも。
時代の変化は否応なく物事を変えていく。
それでも彼女には変わらないものがある。
それが、在り方の圧。
時代が変わっても消えない、“その人の生き方そのものの強さ”だった。
何が正しいかじゃない。「どんな在り方で生きるか」
この映画が好きな理由はここ。
美しいファッションの裏にあるもの。
- 何が正しいかじゃない
- どっちが良いかでもない
* どんな在り方で生きるか
そしてもう一歩踏み込むと
* その在り方の“重さ”を背負えるか
「それでも仕事が好き」という覚悟
ミランダは多くのものを犠牲にしている。
家族との時間
子どもの成長
普通なら後悔してもおかしくない
それでも彼女は言う。
I just love my job.
(私はただ、この仕事が好きなのよ)
綺麗事じゃない。
失ったものも分かっている。
それでも「好き」を選ぶ。
この覚悟に、私は心が揺さぶられた。
「好き」を言い訳にせず、選び続ける強さに。
人との縁と信頼が、最後にものを言う
もうひとつ印象的だったのは、人とのつながり。
華やかな業界の裏側では
- 誰かが誰かに繋ぎ
- 信頼で仕事が回り
- 過去の縁が未来を作る
ナイジェルの存在が、それを象徴していた。
ミランダがナイジェルにスピーチを託す時
自分の振る舞いや感謝を伝えるシーン。
アンディを呼び戻した黒幕はナイジェル。
理不尽なことがあっても、ミランダとランウェイに尽くしてきたナイジェル。
その積み重ねが、信頼と関係性として最後に力を持つ。
これは映画の中だけじゃなくて、現実も同じだと思う。
私が惹かれたものの正体
今回この映画を観て気づいた。
私はきっと
圧倒的なエネルギーを放つ存在に憧れている
ランウェイの服ではなく
そこに立つ人の“覚悟”に惹かれていた。
そして同時に思った。
私はどんな在り方で生きたいんだろう?
目立つことを恐れずに、自分のエネルギーで生きていきたい。
まとめ|在り方は、自分で選んでいい
この映画はファッション映画に見えて
実は大人の仕事と生き方の映画だと思う。
正解はない。
でもひとつだけ言えるのは
在り方は、自分で選んでいい
そしてその選択には、必ず“重さ”がある。
それごと引き受けて生きる人の姿に
私は心を動かされた。
いろいろな意見もある作品だけれど
ただの華やかさで終わらない、ちゃんと“残る”映画だったと思う。
こんな人におすすめ
- 仕事に対して迷いがある人
- 自分の生き方を考えたい人
- 頑張ることに意味を見失いかけている人



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