こんな還暦の人は全く只者ではない!
そう感じるのは私だけではないはず。
声、とっても若いですよね?
そのセクシーさは一体どこから来るのでしょう?
稲葉さんの新アルバムは、そんな只者ではない彼の人間らしい一面に触れられる一枚かもしれません。
表現者・稲葉浩志が「只者」=「何者でもないひとりの人間」として、日々を過ごす中で出会う何気ない情景や遍在的な苦悩や葛藤を飾らない言葉で綴った歌詞と、奇を衒うことなく着実に緻密に積み重ねられたメロディーによって紡いだ12編のドラマを収めた今作は、いわば稲葉自身が編纂したアンソロジー的作品と言える渾身の1枚。
https://bz-vermillion.com/news/240517.html
アルバムを聞いて思ったままにツラツラと書き記しました。
空夢
アルバムを聴きながら、特に耳が反応するのが『空夢』。
こんな空い夢なら
“空夢” by 稲葉浩志 on AWA
目を閉じない方がマシです
この歌詞と切ない声が心に深く響きます。
空夢とは、夢に見ても実際にはそうはならなかった夢のこと。
その儚さと現実感が胸を打ちます。
Chateau Blanc
バラードの『空夢』から続く『Chateau Blanc』。
曲調と声の変化がとても印象的で、一気に引き込まれます。
Chateau Blancとはフランス語で「白い城」。
歌詞からは野生的で真理を探るような渦巻く感情が伝わってきます。
蔦谷好位置さんプロデュース曲
普段はアレンジを誰が手掛けたのかあまり意識しないけれど、
蔦谷好位置(つたやこういち)さんの名前は、
YUKIちゃん(JUDY AND MARYの元ボーカリスト)の曲で知っていました。
YUKIちゃんの「好きだな〜」と思った曲を調べたら、
実は蔦谷さんが手掛けていたのです。
そして、YouTubeで稲葉さんと蔦谷さんの対談を発見!
「どうしてこの2人が?」と思いきや、
プロデュースされていたからなんですね。
ちなみにこちらの2曲が蔦谷好位置さんのプロデュース曲です。
アレンジとくちゃん
一時期バックバンドに参加していた徳永暁人さん、通称とくちゃん。
とくちゃん、大好き♡
<とくちゃんアレンジ曲>
- 1.ブラックホール
- 2.Starchaser
- 3.Stray Hearts
- 4.我が魂の羅針
- 5.Viva!
- 7.空夢
- 8.Chateau Blanc
1, 2, 8のドラムはシェーンが担当✨
『空夢』からの『Chateau Blanc』、私の耳を奪ったこの流れは、
まさにとくちゃんのアレンジの魅力ですね。
稲葉さんのソロ曲は旋律が個性的で身構えていたけれど、
意外とすんなり馴染んだのは、
とくちゃんのアレンジだからかもしれません。
実のところ
実は、旋律が個性的で苦手意識があった稲葉さんのソロ。
このアルバムを聴くきっかけは、実はとくちゃん(笑)。
稲葉さんが珍しくテレビに出演すると聞き、
しかもバックでとくちゃんが演奏するらしい!と知って、
観ないわけにはいきませんでした。
それにしても、
そのハットは取って!!
カメラマンさんが抜いてくれているのに!
と何度思ったことか(笑)。
稲葉さんのソロライブに行くことにしたのも、
バックでとくちゃんとシェーンがいるからという理由(笑)。
そんな摩訶不思議なきっかけで聴くことになったこのアルバムですが
結果的に聴けて本当に良かったです。
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