テレビ番組「初耳学」で草彅剛さんが話されていた言葉が心に深く響きました。
その言葉を記録し、自分の経験と重ねながら共有したいと思います。(2024年5月放送)
『不完全が自分の個性になる』
草彅くんが「不完全が自分の個性になる」という考えを学んだのは、25歳のときにつかこうへいさんの舞台『蒲田行進曲』に出演された経験からだそうです。若い頃は完璧を求めがちですが、この言葉には深い気づきが詰まっています。
足りないものの中にある輝き
私たちはつい、自分に足りないものや失敗ばかりに目を向けてしまいます。私自身も仕事で「間違えてはいけない」というプレッシャーから、完璧を求める意識が強くなり、自分を追い詰めた経験があります。
また、「隣の芝は青い」という言葉のように、他人の長所ばかりが輝いて見え、自分の短所が際立つように感じてしまうことも。そんなとき、自分にも他人にも厳しくなりすぎてしまい、知らず知らずの間に心が疲れてしまうのです。
でも、よく考えてみると、私たちの悩みの多くは社会が押し付けた価値観によるものではないでしょうか?
不完全だからこそ生まれる豊かさ
「足りないものや不完全な部分にこそ、その人ならではの個性や輝きがあるんだよ」
そんな言葉を誰かがかけてくれたら、どれほど救われることか。
私たちはロボットのように完璧ではないし、同じことを正確に繰り返すことはできない。
だからこそ、一人ひとりが持つ不完全さが互いに補い合うことで、想像を超える偶然の産物や新しい価値が生まれると考えるとすごく素敵なことではないでしょうか。
不完全を愛するということ
不完全さを受け入れ、足りない部分を自分の個性として認められるようになると、不思議と心が軽くなり、豊かさを感じられる瞬間が増えていく。
草彅くんの言葉に触れ、「不完全な自分も悪くない」と思えるようになって、完璧を求めるのではなく、不完全さの中にある可能性を見つけられる人になりたい。
あなたの「足りないもの」も、きっと誰かの心を温かくする大切な個性です。
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