虫刺されのクスリ〜ドラッグストアの薬の見分け方

蚊に刺されると痒いですが、ダニやぶり返す痒みはホント辛いですよね。

早めにご自身で対処できていますか?
最終手段は病院での受診ですが、早めに対処できると痕も残りにくい‼️
休日に開いている病院を探す必要もありません。

しかしドラッグストアで薬を買おうにも、似た名前のたくさんのクスリがずら〜っと並んでいてどれが良いのかよくわからない💦

そこで。
薬剤師の視点から見分けるポイントをお伝え致します!!

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成分を見てみよう!!

成分を見るって難しそう・・・と思いますか?

しかし、知ってしまえば意外と簡単です。

こんな風に箱の裏や横に成分が書いてある場所があるので見つけて下さいね。

成分を見るポイント

成分の部分を見ると「かゆみ止め」という文字が何個も並んでおります。
しかし様々な成分が入っているほど良いというわけでもありませんので、私独自の見るポイントをお伝えします♪

知っておくと良い成分は大きく分けて4つ!

<市販(OTC)のかゆみ止めので知っておくと良い成分>

  1. ステロイド:炎症(腫れ、赤み)、かゆみを抑える→効果強い‼️
  2. 抗ヒスタミン:かゆみを起こす原因物質を抑える
  3. 局所刺激:清涼感でかゆみを和らげる
  4. 番外編:アルコール

その他にも入っている成分はありますが私は重視しません。
そのため記載していない成分もありますがご了承ください。

ステロイド〜かゆみ、腫れ、赤みを抑える(抗炎症)

かゆみを抑えてくれる強めの成分のステロイド。
ぶり返すかゆみ、腫れて熱を持っているようなかゆみにおすすめです。
抗ヒスタミン剤で効かないようなかゆみにもステロイドを使うと効果がありますが長期間の使用は避けて下さい。良くならない場合は病院で受診して下さいね。

ステロイドは使いたくないという人はこの成分が入っているかどうかを参考にどうぞ。

カッコの中に書いている名前は病院でもらう薬の先発品の名前です。参考にどうぞ。

<市販(OTC)で使われるステロイド一覧>

=storong(強力)=

  • ベタメタゾン吉草酸エステル(リンデロンV)
  • フルオシノロンアセトニド(フルコート)

=medium(中等度)=

  • プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(リドメックス)
  • ヒドロコルチゾン酪酸エステル(ロコイド)

=weak(弱い)=

  • デキサメタゾン酢酸エステル
  • ヒドロコルチゾン酢酸エステル
  • プレドニゾロン
  • ヒドロコルチゾン

抗ヒスタミン剤〜かゆみを起こす原因物質を抑える

この成分で痒みが落ち着くようであればステロイドは必要ないです。
入っている量も違いがあるのでチェックしてみて下さい。

  • ジフェンヒドラミン(レスタミン)
  • クロルフェニラミン

局所刺激〜清涼感でかゆみを和らげる

スーッとするのが好きな人は入っている製品を。嫌いな人は入っていない製品を選ぶと良いです。

  • l-メントール、dl-メントール
  • d-カンフル、dl-カンフル

番外編〜アルコール

有効成分ではなく添加物で入っていることがあります。アルコール過敏症の人は避けてください。傷口がある場合にはしみることもありますのでチェックして下さいね。

  • エタノール

さいごに

簡単に4種類の成分について挙げてみました。

今、あなたが使っている虫刺されの薬には何が入っていましたか?
いつも使っている定番の薬がある場合は良いのですが、どれを買おうか迷う時には参考にしてみて下さい。

こちらも私が書いております。よろしければどうぞ。

『夏の虫対策まとめ。アロマからドラッグストアの薬まで!』
クスリ嫌いの薬剤師 しずか です。 夏ですね。虫刺されや火傷で病院を受診する患者さんも多いです。 お休みの日でしかも連休だったりするとどうしよう!?って困って…
この記事を書いた人
クスリ嫌いな薬剤師
Shizuka

薬剤師のお届けするココロとカラダのメンテナンス。
なにこれ!?と興味あることからお役立ち情報などお届け。

☆ヒューマンデザイン11年目。5/2 マニジェネ。
あなたにとっての正解を選んで決める力を育むサポーター。
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