以前の記事でモルタルの作り方や塗り方をこちらの記事にまとめました。
実際にモルタルを使って、雑草対策のために石垣の隙間を埋める作業の体験談をお伝えします。
用意した道具
- バケツとスコップ
バケツはダイソーよりもセリアやCan☆Doのバケツが10Lで容量が大きく、目盛り線もあって良いです。
深さも口径もあり、モルタルを混ぜやすいです。 - 左官コテ
- ブラシ(清掃用)
- 手袋
- 小石(隙間調整用)
- インスタントセメント
この度はコーナンのオリジナル商品。練るのも塗るのも扱いやすかったです。
作業の流れ
① 清掃
石垣のモルタルを埋める部分を、水とブラシでしっかり清掃。施工面に水を十分染み込ませる。
はつって取れる目地は取り除きます。
② 深い穴の処理
穴が深いところは先に石を詰めてみました。
③ モルタルの作成
動画で見た水分量のイメージを参考にしつつ、水は初心者ながら計らずインスタントセメントに加えて行きました。
- 固めだとポロポロ落ちそうだったので、気持ち緩めでスタート。
- 感覚としては泥団子を作るのにちょうど良いくらいの水具合。
- 一度にたくさん作ろうとすると大変なので、慣れるまでは少量ずつ作りましたよ。
④ モルタルを塗る
- 清掃した部分に再度水を打つ。
- 左手でスコップを持ち、モルタルを掬って左官コテの下に置く。
- コテで必要な分量を取り、塗る。
- まずは広めの穴に押し込んで感覚を掴む。
- 穴を埋めて表面を慣らして水切り線を引く。
- 余分なところについたモルタルは固まる前に水拭きで取れば綺麗に。
水切り線、水抜き線:石垣や塀の目地部分に引かれている水分を逃がすために作られた溝や線のこと。
気づき&改善ポイント
- 比較的大きな穴の部分は手袋をした手で詰めた方が早くてしっかり詰めれて綺麗なのでは?と思うものの、横ラインは意外と左官コテ良いです。縦のラインは手で入れても良いかも。細かいところは100均のパテも良いけれどチマチマ行ってたら終わらないので注意。
- 左官屋さんの左手の台(手板)の代わりに木の板を用意したけれど、石垣の凸凹で結局モルタルがすり抜けて落ちちゃうのでスコップで良いかも。スコップの先端にかけてのカーブで落ちるモルタルを受け止められない。スコップの先よりも根本の方を使うと良かった。
- うっすら塗るよりも、厚めに塗る方が綺麗に仕上がる感じ。
- モルタルを補修をした部分だけ白っぽくて目立つ・・・。気になる場合は黒セメントで化粧目地など検討しても良いのかもしれない。
- 表面を慣らすことに夢中になり、水切り線を引き忘れた部分も。
- 作業が遅すぎて、まだ気温が低い時期(2月で気温10℃程)にも関わらず水打ちした部分が乾き始めていたり、多くは作っていないモルタルも固めになることに驚き。気温5度以下での作業はしないよう注意。
- 作業は上部から。下から行うと上部の打ち水が乾いた時に水を打てない。
さいごに
初めてのモルタル作業だったけれど、意外と楽しく「モルタル遊び」のような感覚に。仕上がりはまぁまぁ満足です!←水切り線忘れたところがあるから。
石垣の雑草は根ごと引き抜いたり、除草剤で枯らすと隙間ができ、内側の土が出て崩れやすくなることもあるから危険。砂が流れ出ている場合は要注意ですよ!!早々にモルタルで埋めてしまう方が楽なのでは。
砂とセメントを自分で混ぜてモルタルを作る人も多いですが。コスパは良いけど、慣れてないし、そんな体力はないのでまだまだインスタントセメントのお世話になりたいと思います。
インスタントセメントは10kgを購入したけれど、意外となくなリマした。次回は20kgを購入しようと思います!!
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