着物の素材の確かめ方

着物の素材がわからず困ることはありませんか?

正絹な気もするけれど安かったしポリエステルかしら??

リサイクル着物を購入したものの
自分の目利きも肌感覚も全く信じれない。

なんたって着物も着物リメイクも初心者。

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まずは内側の素材を確認

素材の判別が着物の表側だけでは難しい時
裏地付きの袷(あわせ)の着物であれば
その生地をまず確認。

裏地の胴裏や八掛(裾裏、袖口)の素材を
が絹であれば表は絹。

とはいえ。
その絹かどうかの見分けが難しいのです。

化繊の着物は触った時に
ひんやり冷たい感じがする

なんて耳にしても
やっぱり難しくないですか?

正絹(シルク)なのか、化繊(ポリエステル)なのかが1番知りたい所。

ウールや麻の着物もあるけれど
まずは正絹か化繊なのかを見極めよう。

正絹と化学繊維3つの見分け方

正絹(シルク)かどうか見極めるために3つのポイント

  • 見る
  • 触る
  • 燃やす
化学繊維
見る・光沢が深く、上品な輝き・光沢が強い
・反射光が強くテカリがある
触る・しっとり肌に馴染む
・吸い付くような感触
・キュッキュッと絹鳴の音
・柔らかさの中に適度な張りがある
・冷たくひんやり
・ツルッとしている
・乾いたカサカサした感触
燃やす・ジリジリと縮んで黒色の塊になり
潰すと粉々。
・髪の毛の燃える匂い
・黒い煙を出して燃え、塊を潰しても残る
・溶けて焦げたプラスチックの臭い

見る

正絹の光沢の理由
シルク繊維の三角断面によるプリズム。

光をそのまま反射するだけでなく
・透過する光
・屈折する光
・内で二次反射する光
などから上品な深みのある光沢に。

化学繊維の光沢
工業的に作られた均一の形状のため
光を均一に反射し
人工的なテカリに見えることも。

触る

正絹の手触り
三角断面による微細な凹凸から
擦り合わせた時の『キュッキュ』という絹鳴り
吸い付くような感触に。

吸湿性・放湿生に優れるため
保湿性があって肌触りも良いのがポイント。

化学繊維の手触り
表面が均一のため
生地を擦り合わせても音がせず
滑りやすく冷たい印象を与えることも。

吸湿性がないので
汗をかいた時にベトつきやすく
静電気が帯電しやすいけども

強度が高く、耐久性があって
シワがつきにくい
のがポイント

燃やす

見ても触ってもわからない時は燃やしてみましょう。

正絹の燃え方
動物性のたんぱく質なので
燃やした時に髪の毛を燃やした時と
同じような臭いが。

灰は黒くて指で潰すと粉々に。

化学繊維の燃え方
石油由来のプラスチックなので
溶けるように燃えた後は
固まって硬い塊が残る

燃やして確認する場合は
燃え移らないところで
水の用意をしてから!

東レシルックシリーズ

正絹か化繊かの見極め方を知っても
最近の技術発達はすごいのです。

ハイテク繊維の東レシルックシリーズ
光沢や触るだけではわからないことも。

結局燃やすしかないのかぁ。

さいごに

着物リメイクのための生地だし
燃やせば良いなら試してみよう!!

と思い奮闘したけれど
アイロンをかけて初めてわかったこともあるので
これがすべてではないのかもしれない。。

慣れたらどうにかなるのでしょうかね。

楽しんでいきたいものです。

この記事を書いた人
クスリ嫌いな薬剤師
Shizuka

「しなやかな心で自分らしく生きる」をテーマに、ヒューマンデザインをはじめ、ライフスタイルや自己成長に役立つ情報を発信しています。

薬剤師としての経験を活かしながら、薬に頼りすぎない健康的な生き方を模索し、心と体の調和を大切にしています。

日々の小さな発見を大切にし、自分のペースで心地よい生活を追求中。
経験を元に、あなたの人生に役立つヒントをお届けします!

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