かたやまゆうこさんの著書『誰にでも似合う基本形の服』を参考に、Vネックのフレンチスリーブブラウスを作りました。今回は、原型から製図を起こしに初挑戦!

製図からはじめる服作りにチャレンジ
この本の魅力は、サイズ別の型紙だけでなく、原型の引き方や製図方法まで掲載されているところ。市販の型紙から作るよりも、自分サイズに合わせられるのが嬉しいポイントです。
今回、このブラウスを作ろうと思った理由は3つあります。
- 原型からの製図に一度挑戦してみたかった
- 2枚の型紙で作れるシンプルな構造(見返しではなく裏バイアスに変更)
- 後ろにあきがない
実際に作ってみて感じたこと
原型は付属のサイズ別原型型紙を利用したので助かりました。原型からの型紙作りは「洋裁」というより、パズルを組み立てていくような楽しさ!
今回はガーゼ生地(110cm幅×1m)を使用。生地が足りなかったため、後ろ身頃を「わ」ではなく左右2枚に分けて裁断。部屋着用なので耳部分も活用してギリギリ。
- ガーゼは空気でズレやすく、裁断が最大の難関!
- 首まわりは裏バイアス処理、袖は3つ折り仕上げ
- 袖口の縫い代に厚みが出て上に跳ねる感じがあり、改良の余地あり(バイアステープ処理の方が美しく仕上がる可能性あり)

最初に↑の写真を見て、肩ダーツに抵抗があったのですが、柄の生地で作ったら見た目も着心地も全く気になりませんでした。
袖口を三つ折りに変更したからか、袖口のハネがやや目についてしまう出来上がりになりました。縫い代の付け方にも間違いがあったので、次回は改善したいところ。


着心地とシルエット
完成したブラウスは、すっぽり頭から被れて着脱ラクラク。軽くて涼しく、真夏にぴったりな1枚になりました。
ただ、丈はもう6cm短くても良さそう。次回は後ろ長め&前短めのシルエットにも挑戦してみたいです。
さらに、着用中に袖をたくしあげたくなる時があるので、少し袖が長いのかもしれません。
まとめ:原型から作る服は意外と簡単で楽しい!
今回の経験でわかったのは、原型から洋服を作るのは想像以上に簡単で楽しいということ。自分サイズで作れる満足感はもちろん、仕上がりを見て次の改良点が見えてくるのも魅力です。
ガーゼ生地は裁断がやや難しい反面、肌触りが良く夏服に最適。フレンチスリーブブラウスの作り方を覚えて、色や素材を変えてさらにブラッシュアップしてみようと思います。
✂️ 使用本について
📖 かたやまゆうこ著『誰にでも似合う基本形の服』
※現在は販売終了しているようです。
製図と作り方の記載はありませんが、型紙は販売されています。

こちらのFILE1-Bのフレンチスリーブも良いかなと思っています。
バックのあきの部分がタック仕立てになった少し変わったタイプ。

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