夏に化繊のペチコートが肌にまとわりつくのがどうも苦手。汗をかくと脚に張り付く感じが不快で。
よくワンピースを着るのですが、タンクトップ+ペチコートより「もっと心地いいインナーの方が良くない?」と考えたのです。
そこで挑戦したのが、ダブルガーゼで作るインナーワンピース。
結論:ダブルガーゼのインナーワンピースは、夏のワンピースのインナーとしてかなり快適でした!!
ダブルガーゼのインナーワンピースにした理由
元々、綿素材のキャミソール型インナーワンピースを持っておりました。外には響きにくいニット素材なのは良いのですが、ピッタリしていてワンピースを上に着ると暑くて。最近は使用していませんでした。
ダブルガーゼであれば、肌触りもさらりとしていて、汗をかいても化繊ほど張り付かない。おまけにほんのり温かみもあるので、冬のインナーとしても使えるのでは??
「タンクトップ型のワンピースにすれば風通りも良いし、最適解かもしれない!」
『ATELIER to nani IRO ソーイングクローゼット』の本を参考
今回使用したのは、『ATELIER to nani IRO ソーイングクローゼット』の本に掲載されているインナーワンピース。
この本の型紙にしたのは
- ダーツがない
- タンクトップ型
- 首周りにあきがない
という3つのポイントに当てはまったから。

サイズに注意
型紙のサイズ展開ですが、S〜L+まで同じ型紙サイズで対応する仕様でした。
「これで大丈夫かな」と少し不安もありつつも、型紙通りに試作してみました。標準的なMサイズなのですが、作ったインナーワンピを着てみると、予想通りサイズが大きく肩がやや落ちるようなシルエットに。
作っている時に、首周りを伸ばしてしまった可能性もあるのですが、インナーとして着るには身幅も含めてもう少し小さいサイズにしたいところ。
ゆったり着たい方はこのままのサイズでも良いと思いますが、armoire caprice(アーモワールカプリス)のEGERIEやLAUREN RALPH LAURENが好きとしては、ワンピースに響かないようにもう少しサイズを小さくしたい。
私のサイズアレンジ
首周りや脇から見えても良いように、黒のダブルガーゼ(158cm幅✖️1m)を使用
<主な変更点>
- 前身頃と後見頃:中心の「わ」をそれぞれ2cmずつ詰める
- 着丈:15.5cm短く
- サイド:スリット仕様(19cm)
- 首周り・袖ぐり:裏バイアス仕立て
1mの生地に合わせて着丈変更。160cmの身長で膝丈くらいになります。サイドにスリットを入れないと、動きに制限を感じます。10cmのスリットでは、まだ足さばきがイマイチだったので、下の合い印の部分までスリットを入れました。
前後の身頃の中心を合計8cm詰めたことで、全体がかなりコンパクトに。同じデザインなら140cm幅×1m程度の生地でも作れそうです。
首周りはもう少し広くしても良いかもしれません。
私の作り方
ロックミシンを持っていないのですが、ジグザグミシンは好きではありません。見返しもピラピラ感が好みではないので、対策として
- 折り伏せ縫い
- 裏バイアス
で縫っています。
<作り方>
- 裏バイアスの縫い代はダブルガーゼの場合は0.7cm。その他の生地場合は0.5cm。
- 肩線を縫い、後ろ身頃側の縫い代を0.5cm程度に切りそろえて折り伏せ縫い。
- 首周りには伸び止めテープを貼って補強
- バイアステープ2.5cm幅を用意(ダブルガーゼでなければ2cm幅でも可)
バイアステープの片側を、アイロンで0.7cmほど折っておく - 首周りを裏バイアス仕立てに。
身頃とバイアステープを中表に合わせ、首周りを0.7cmの縫い代で縫う。カーブとVネックの部分に切り込みを入れる。バイアステープを縫い代側に倒してコバステッチ。バイアステープを裏側に返して、そのまま縫い止めて処理 - 袖ぐりに首周りと同じように、バイアステープを中表に合わせ0.7cmの縫い代で縫い、カーブに切り込みを入れ、コバステッチまで行う。
- 脇線のあき止まりの前後にジグザグミシンをかける。(合い印を中心に両側に3−5cm)
- スリット部分の処理:1cmの縫い代を三つ折りにして縫う。あき止まりの部分は何度か返しぬい。
- 脇線を縫って、あき止まりより上の部分は、後ろ身頃側の縫い代を0.5cm程度に切りそろえて折り伏せ縫い。
- 袖ぐりの裏バイアスを完成させる。
- 裾を三つ折りにして縫って完成。
ダブルガーゼのインナーワンピは「作ってよかった」
ダブルガーゼで作ったインナーワンピースの感想は「これ、想像以上に快適かもしれない」。だからこそ、サイズを変えてきちんと作ろうと思えました。
サイズ変更したダブルガーゼのインナーワンピースは、着ていないかのようにサラッとして過ごしやすい。
あの纏わりつく不快感がないというのは、こんなにも違うのですね。
今回使用したのは黒のダブルガーゼ。襟ぐりから見えても黒いタンクトップを着ていると思えば良いので(そのための伸びどめテープでピシッと)使い勝手が良いです。
洋裁を始めるまではダブルガーゼとは無縁だったのですが、暑い時はサラッと。でも寒い時はふんわり包み込むような優しさがあります。
最近のダブルガーゼは子供向けのプリントだけではなく、花柄やシックな無地からパステルカラーまでバリエーションも豊富なので、好みの生地を探されると楽しいと思います。
さいごに
今回のインナーワンピース作りでは、型紙そのものはもちろん参考になりましたが、「自分が着て心地いい形に少しずつ変えていく」という洋裁の楽しさをあらためて感じました。
既製品を買えばすぐに手に入るインナーですが、好きな生地で、自分が心地いいと思える仕立てにできるのは、手作りならではの魅力。
同じ型紙で3回作るのが上達するポイントと聞きますが、今回初めて同じ型紙で3回作りました。だからこその、これだ!と思う作り方を残しておきました。
今回のインナーワンピースは、夏をより快適に過ごすための1枚として、冬にも使用できる1枚として、これから大活躍してくれそうです。
使用した生地はこちら↓

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