お風呂の防かび対策!〜塩化ベンザルコニウム

梅雨の時期になると
水回りはヌルヌルしたり
カビが生えたり
なんだかなぁ〜。。。

そんな困りごとから
さよならすべく
試したいこと。

それは塩化ベンザルコニウム

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実は身近にある塩化ベンザルコニウム

塩化ベンザルコニウムという言葉を聞いたのは初めて?

・ウェットティッシュ
・お掃除シート
・目薬

などに入っていることもあるから
知らない間に使っている可能性は大。

塩化ベンザルコニウムの働き

「塩化ベンザルコニウム」は成分の名前なので
オスバンS」「ザルコニン液」などの
商品名の方が知っているかな。

<塩化ベンザルコニウム>

逆性石鹸として殺菌消毒用に用いられる。

逆性石鹸を細菌カビ微生物に作用させると、その表面の生体高分子に吸着して変性させることで、殺菌作用を示すため、消毒薬殺菌剤として利用される。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

塩化ベンザルコニウムは
細菌やカビ類を引き寄せ
細胞のタンパク質を変質させて壊すことで
殺菌効果を発揮してくれます。

なので高濃度の液体に触れると
私たちの皮膚の細胞も影響を受け危険なので
直接触れないよう注意が必要です。

使う時には目的に合わせて
薄めて使うことが必須!!

カビを殺菌ですよ✨

夏の水回りに持ってこいなのでは???

お家の水回りに使ってみよう♪

使ってみようと思ったのはこちらの動画がきっかけ。

簡単らくちん大好き♡

<400倍に薄めた液の作り方>
10% 塩化ベンザルコニウム:キャップ半分(約2.5m L)
水:1L

塩化ベンザルコニウムは50%など違う濃度も存在するので注意が必要です。
使用方法をよく確認してから使いましょう!!

ちなみに。
10%の塩化ベンザルコニウムの場合
・傷の殺菌消毒:400〜1000倍
・食器・家屋の消毒:200〜500倍
に薄めて使用します。

なので400倍は皮膚にも家にも良い✨

塩化ベンザルコニウムは医療現場でもよく使われている薬品。

薬品という認識が強すぎて
自宅で使うことなんて意識していなかったので
目からウロコでしたねー。

ちなみに水は拭き取らずにスプレーされているようです。

塩化ベンザルコニウムの魅力

塩化ベンザルコニウムの魅力は
なんといってもコスパの良さでしょう!!

もう1つの魅力は蒸発しない!!
スプレーして蒸発しないから
漬け置きのような効果を期待できる・・・かも?

蒸発しないので、口に入るものには
洗ってから使用してくださいね!

ソファーやカーテンにスプレーしても良いし
洗濯物の生乾きの嫌な匂いにも効果あり。

薄めて濃度を変えれるからこそ
使い道はたくさんあるのです!!

注意点

逆性石鹸という名前から
汚れを落としてくれそうな気がしますが
塩化ベンザルコニウムは汚れは落とせません

汚れは落としてから使用する方が効果も高いです。

振ると泡立ちます。

そして逆性という名がついている通り
せっけんと混ぜると効果がなくなります。

水で薄めた場合には継ぎ足して使用するのはやめましょう
液体が汚染される原因になりますよ〜!!

本体は開封後3~6ヶ月は使用できるとされています。

金属・革製品への使用は避けてね。

ちなみに大部分のウイルスには効果は期待できません。

消毒用エタノール・ハイターとの違い

消毒用エタノールはカビの殺菌にも
予防にも効果的。
蒸発しやすいので拭き取る必要もなし。
使い勝手が良い反面
薄めると効果が落ちてしまうので
コスト的に使い分けたいところ。

ハイターは生えたカビの色素を取りたい
即効性を求める時に使うのがおすすめ。

塩化ベンザルコニウムのスプレーは
カビが増えるのを抑えつつ
今あるカビも少しずつとっていこう♪

という認識で使うと良いかも。

タンパク質がポイント?!

最初に塩化ベンザルコニウムは
タンパク質を変質させて壊すと書きました。

私たちの皮膚もカビの細胞膜もタンパク質でできています。

これって結構重要でしてね。

・汗の嫌な匂い
・アンモニア臭

もタンパク質が原因なのですよね〜。

タンパク質が細菌によって分解されることで特有のにおいを発するのです。

だから洗濯しても匂いがとれない嫌な匂いや
トイレに使っても効果があるはず〜!!

ぜひ使ってみてどうだったか教えて頂きたい!!

さいごに

試そうと思った理由は
外壁の苔おとしに使った残りがありまして(笑)

苔落としには10倍に薄めてスプレーして
いとも簡単に綺麗になりましたよ。

家の中の水回りはこれからの使用なので
またご報告させて頂きます!!!

この記事を書いた人
クスリ嫌いな薬剤師
Shizuka

「なにこれ?!」と思わず立ち止まる、そんな日々の小さな発見を綴っています。

直感や反応に従って、自分のペースで心地よく暮らすことを大切に。

ヒューマンデザインの視点を日々の暮らしに落とし込みながら、
薬剤師としての経験も活かし、薬に頼りすぎない心と体の調和を探っています。

誰かの人生の流れをそっと変える、小さなスイッチになれたらうれしいです。

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